coding4art -アートのためのコーディング

アートのためのコーディング

多くの人が、「プログラミングを学びたい」と思っている。プログラミングができれば、ただの”ユーザ”としてPC(あるいはMac)あるいはスマホを使うレベルから一気に飛躍して、さらにそれらを楽しむことにつながる、という幻想を誰もが持っていることだろう。だがそれは幻想ではなく、本当のことだ。

プログラミングができるようになると、自分が考えたゲームを作ってみたり、より自分が便利に使うことができるアプリを作ったり、とその可能性は無限に広がる。
あるいはプログラミングスキルがプロ級になれば、それで食っていくこともできるようになる。日本ではそれほどではないが、世界的にはプログラマーといえば高給取りであるのが一般的だ。

また、最近ではプログラミングが義務教育に取り込まれるようになったというが、国は国民を全員プログラマーに育て上げたいわけではなく、いわば「プログラミング脳」とでもよぶべきものを子どもたちに植え付けることによって、よりロジカルな発想ができる能力を身に着けさせたいのだろうと思う。そのためにもプログラミングを学ぶことは有効だ。

さて、このサイト”coding4art”では、コーディング(=プログラミング)を一から学ぶ人が、プログラミングによってアート作品を創るための学習のお手伝いをする場である。
下記のような人を対象にしている;

  • プログラミングを自分のアート作品に取り入れたいアーティスト
  • 趣味としてプログラミングでアート作品を創りたい人
  • プログラミングを学びたいがどうせなら楽しく学びたい人

teshについて

このサイトの著者はぼく、teshである。teshnakamuraというアーティスト名でコーディングアートやジェネラティヴアートといわれる作品を創っている。ぼくの作品は下記で観ることができる。

ウェブサイト:https://teshnakamura.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/teshnakamura/

プログラミングができるようになればあなたもこのような作品を創ることができるようになるかもしれない。

ちなみにぼくは普段、作品を創るためのプログラミング言語としてJavaという言語を使ってコーディングしているが、Javaは初心者にはやや難しく、覚えることもたくさんあるので、アート作品を創ることに特化した言語Processingというものを使って学習する。
ProcessingはJavaから派生した言語ではあるが、初心者でも学習しやすく、それでもプログラミングの本質をちゃんと学ぶことができるすばらしい言語である。
Processingをマスターすることで、将来的には他のプログラミング言語を学習することも楽になるだろう。

TeshFXについて

プログラミングでは一般的に「ライブラリ」というものを使うことが多い。ライブラリとは、よく使われる処理を一つにまとめて再利用できるようにしたものだ。
たとえば一般的なプログラミングではある文字列(複数の文字からなるデータ。たとえば「いちご」「りんご」「みかん」)がいくつかあって、それらをあいうえお順に並び替える、という処理が必要なことがよくあるが、それが必要となるたびにどうやって並び替えるかを考えて(これを「アルゴリズム」という)毎回そのコードを書く、というのは非常に非効率である。

「複数の文字列をあいうえお順に並べる」という処理は本当によく必要となることのある処理なので、これを何度も書かなくてもいいように誰かがそれをライブラリにしてくれているので、その処理が必要となったときにはそのライブラリを使えばよい。

プログラミングで描画する際にもよく使う処理がいくつかあり、ぼくのようにアート作品を創るときにだけ必要となるようなものも結構ある。
そこでぼくはそれらをライブラリにまとめていこうと思っている。
さきほども書いたようにぼくは普段はJavaというプログラミング言語で書いているが、それらをProcessingで使えるライブラリにしようと思う。

ライブラリ名はTeshFX。FXは”effects(効果)”という意味。画像にいわゆる特殊効果をかけるためのライブラリだ。

これはこれから少しずつ作り込んでいくので、最初はほとんど機能がないけど、それが育っていくのを見ながらプログラミングを学習してほしい。
このサイトでのプログラミング学習はこのTeshFXを使いながらアート作品を創っていくことで学ぶ、というものだ。

タイトルとURLをコピーしました